外構工事とは?
外構工事とは、門扉から玄関へのアプローチ、駐車場やカーポート、花壇や建物を囲う塀やフェンス工事などを指します。その他にも、飛び石や砂利敷き、 歩道や道との境界に作る塀や生け垣、土地の水勾配やU字溝、マンホールやメーター類の移設も外構工事に含まれます。
エクステリアとも呼ばれており、建物本体以外の外部廻りの工事すべてを指します。植木や庭木の植栽は造園工事やガーデニングと呼ばれ外構工事とは区別されますが、外構と造園を一手に引き受けている会社も少なくありません。
日本のエクステリアの変遷
外的進入防止目的で、昔から家の周りを囲うことが なされてきました。やがて時代が進み、家屋敷を門や塀で囲うことが、ある種の権威として人々の憧れとなりました。まだ専門メーカーや業者は存在しておら ず、木工所や鉄工所が、その家のために、その家の門や扉を一個作りする時代が続きました。
時は流れ、高度経済成長により、自分の家を持つことが現実的な時代を迎えました。住宅建築の隆盛とともに、住宅の門扉やフェンスなどへの需要も高まりました。そこで、外構の構成材を規格化製品化し販売するメーカーが現れ、今につながる「エクステリア」が始まりました。
最近では、西洋風のエクステリアデザインも多くなり、囲わない庭も増えてきました。また、道路との境を囲わず、低い樹木を配するなどしたオープン開放的な外構も増えています。
現在、主流の外構(エクステリア)工事
クローズド外構
外部からの視線を遮断し、住まいの風格を表す堅牢な門扉や塀を設けるなど、主に外部と敷地内部を分け隔てる目的で造作されます。
オープン外構
欧米に多く見られるような、門扉や塀の代わりに樹木や草花を植栽し、開放的に見せ、道行く人をも楽しませ、同時に町並み全体への配慮も考慮したもので、住宅の洋風化に伴い、近年多く見られます。上記2つの要素を取り入れた折衷型のスタイルとして、セミクローズド外構があり、現在の日本では主流になっています。